フランス留学のためにミニマリストになりたい女

アラサーでフランス音楽留学中の女が奮闘する記録。

ミュージカル「NINE」配信を見ました!

宝塚時代から大好きな咲妃みゆさんが出ているので気になっていた「NINE」が生配信されるということで見ることができました!

コロナ禍によってままならないことばかりですが、同時に新しい事も生まれているのも感じます。舞台は現場で見るのが一番とはいえ、最近はライブビューイングや配信でも見ることができる公演が増えたのはありがたいことです。

 

映画も見たことがなかったので、NINEに触れるのは初めましてだったのですが、作品自体はふ~むなるほど・・・という感じで・・・まあ、という笑

演者さんや演出は素晴らしく見ごたえがありましたが、作品としてはそんなに・・・not for meというかんじ笑

 

元の作品がどうなっているかはわからないですが、今回の演出では幼少期に受けた傷(性被害といってよいと私は思います)によりある種性依存のような状態の主人公が、最終的に自分の中のインナーチャイルドと向き合い、克服に向かっていくというように見えました。

なんとなくあらすじを見ていて、最終的に女性になんとかしてもらう、みたいな落ちになりそうだなと思ってみていたので、そう見えなくもないですが、私としては上記のように解釈できたのでそこは良かったです。

男はいくつになっても子供なの、女性に癒してもらわないと、結局女性にケアしてもらう、みたいな筋書きはもうたくさん!と思っているので・・・

そういった作品を否定はしないですが、もう十分すぎるほどあるだろう、と思ってしまいます。

女性を男性のケア要員とするのではなく、女性も同じ人間扱いする(聖女でも悪女でもなく。人間。)男性も自分で自分と向き合う、ケアを自分でする、という作品を私はどちらかというと見たいですね・・・。

 

演出はとてもスタイリッシュで、配信のカメラワークや演出にも工夫があって面白かったです。

城田優さんはすごいですね~芸達者!大熱演でした。

英語の曲もかっこよかったですし、ビジュアルもすごく説得力があって。

(オペラ風?の場面はやや○の風さん風になっていてちょっと笑ってしまいましたが・・・笑)

 

そしてわれらが咲妃みゆさん~!

もう咲妃みゆここにあり!!というかんじで素晴らしいお芝居だった・・・!

一声発しただけで、咲妃みゆ!だし、「正妻」の声なんですよね・・・。

感情を爆発させるところもさすが・・・。

なかなか技術的には難しいお役だったと思いますが、さすがの演技力でした・・・。

 

意外だったのがすみれさん!ミュージカルで拝見するの初めてだったのですが、

こんなにお歌が上手だったとは~!

お芝居もナチュラルで私は好きでした・・・!

 

そして噂の前田美波里さま・・・!

ほんとにすごい美脚だった笑

あんなに本気で美脚を披露されるとは!!しかしなんてお元気で美しいんでしょう・・・。生命力は、美ですね・・・。

美波里さんのお姿を見ていて、Zizi Jeanmaireを想起しました。

ジジ・ジャンメールは、歴史に残るコレオグラファー(振付師)のローラン・プティの夫人で、フランスショービズ界の女王と称されるダンサーです。

踊るし歌うし、今回の美波里さんのようなレオタード姿でかっこいいのです!

www.youtube.com

あんな方が日本人にもいるんだな・・・!と感心してしまいました。

到底なれないけど、あんなふうになりたい笑

 

母役の春野寿美礼さんも気品あふれる姿が素敵でした。

しかし、あんな重要な役なのに、「母」って・・・。

名前なしかい!というところもちょっと引っ掛かりますね笑

 

まあ色々言いつつも、作り手の熱量が感じられる舞台だったので、とても楽しく見ることができました!