ポーの一族@梅芸配信
愛する推し様、明日海りおさんが3年ぶりに演じるポーの一族。
ミュージカルの舞台も宝塚退団後1年ぶりのご出演となります。
宝塚版も大変なチケット難でしたが、今回もアラン役が今を時めく千葉雄大さんということでかなりチケット争奪戦でした!!
(コロナの影響で遠征を取りやめる方も多く、間近になれば戻りは結構あるようですが)
私も東京公演のチケットは持っていますが、このご時世いつ公演がストップしてしまうかもわからない・・・
できれば初見は実際の舞台を見たかったのですが、もしもの場合悔やみきれないので、
大阪公演のライブ配信を確実に見ることにしました。
映画館でのライブビューイングでもなく、自宅で配信を見るのが初見になってしまうのはどうかな・・・と思いましたが、いやいや、見終わった後は配信でもしっかりとポーの一族の世界に連れて行ってもらい、しばらく胸いっぱいになってしまいました・・・!
明日海さんエドガーの美しさ、迫力は3年前と全く変わらず、またあのエドガーに会えて本当にうれしかったです。
でももちろん全く同じではなくて、宝塚版よりも少し幼く、様々に揺れ動く弱さが見えるような気がしました。
時を超えるバンパネラとしての異質さと共存する程度に、人間らしさがプラスされたことで、より孤独、悲しさ、苦悩が見ている者に伝わってくるように思いました。
感情をビビットに表現した、とお話しされていたエリザベートのトートをどこか思い出しました。
この世のものとは思えない美しさと、人間らしい感情の機微を力強く表現するところを両立させるのが明日海さんのお芝居の醍醐味だなぁ・・・!と改めて感動しました。
アラン役の千葉雄大さんはミュージカル初挑戦ということで、キャラクター的にはピッタリ!と思うものの、一体どうなってしまうのか・・・?と見るほうもドキドキでした。
最初は舞台慣れしていない雰囲気や、あまりにも繰り返し見すぎている宝塚版柚香アランとの違いが気になってしまったのですが、最後まで見た頃にはすっかり千葉アランが好きになってしまいました。
恐らく小池先生の狙い通りなんでしょうが、舞台慣れしていない千葉アランの在り方が、とても普通の男の子に見えて、周りがとても悪く見えてくるんです笑
カレーちゃんのアランはすごく純粋だけれども歪んだ部分のあるキャラクターでしたが、千葉アランはすごく弱くて普通、だから厳しい境遇に耐えられずバンパネラになる道を選んでしまう説得力がすごくありました。
宝塚版ではアランはよく本を持っていましたが、梅芸版では母親に花束を渡そうとしています。こんなところもすごくいじらしく見えて、唯一の心の拠り所だった母親を失うショックがとても強調されて感じました。
それぞれの個性に合ったアランのキャラクター像をつける小池先生の手腕・・・!
今回とっても好きだったのが夢咲ねねさんのシーラ!
発表された時から、シーラの絵柄にねねさんはまさにぴったり~!と思っていましたが、想像通りのきれいさ!
私シーラって首が長いというイメージがあるので笑
本当にねねさんは小顔で首が長いのでまさに~!とうっとりでした。
ビジュアルに加えて、お芝居の解釈も完全一致で見ていて幸せでした・・・。
周りがあっという間に引き込まれてしまう艶っぽさが素敵だし、エドガーの「どこに行ってもお姉さま?って聞かれる」というセリフの説得力・・・!
あまりにもマイメロそのものすぎてびっくりしました笑
びっくりといえば涼風真世さん・・・!
老ハンナとブラヴァツキーの二役をされていますが、それぞれの演じ分けもすごいし、
老ハンナも最初怖い・・・!と思ったのですが、時がたってからのエドガー、メリーベルに見せる優しい顔にきゅん・・・!でした笑
ブラヴァツキーも大変テクニカルに、でもすごく楽しんで演じていらして素晴らしかったです・・・!
もうとにかく語り切れないくらい、キャストもお衣裳も舞台も、みんな素晴らしくて、画面越しでもその日なかなか寝付けないくらい胸いっぱいになりました・・・!笑
東京公演、私も舞台を見に行けるといいな・・・と願っています。