フランス留学のためにミニマリストになりたい女

アラサーでフランス音楽留学中の女が奮闘する記録。

パリ地方音楽院の入試

昨日音楽院の入試があり、どうにか合格できました!!

よかったーー!!

これでひとまず、フランス滞在の足掛かりは整ったかなぁと思います。

テスト生ビザなので、これからビザを長期学生ビザに切り替える超重要作業は残っていますが・・・・

 

私はパリ郊外の地方音楽院の声楽科に入学することになりました。

もともとこの音楽院の先生と3年前に知り合い、

コンタクトを取っていたのでここに入る予定ですべてを進めていました。

 

入試までの流れは、

6月・・・入試の登録が始まる。(オンライン)

6月末にテスト生ビザ申請のために受験票を発行してもらう。

 

7月~8月・・・試験で歌う曲目を先生にメールで相談しながら決める。

 

9月・・・先生から、年齢的にディプロムのとれるコースで受験してみては?との連絡があり、曲目を一つ新曲に変える。(先生から楽譜データをもらう)

 

渡仏後、音楽院で一度レッスン形式で伴奏合わせ。

 

10月・・・入試、当日合格発表

 

というかんじでした。

入試数日前に、当日のスケジュールがメールで送られてきて、15~30分前にきてね!声出し室使えます、みたいな内容でした。

 

電車が遅れたら嫌なので、早めに出発しましたがスムーズに行けたため45分前につきました。

でもすんなり声出し室に入れてくれました。

びっくりなのは、人数が少ないからか一人一部屋声出し室がもらえて、歌う前も歌った後合格発表までのんびりそこで過ごせました笑

大人数でギュウギュウ詰めの声出し室を想像していたので、ありがたい限り・・・

 

が、静かすぎて始まってるのか順番どこまでいってるのかよくわからず。

時間になったので会場のホールまで行ってみると、まだだから順番になったら呼びに行くよ!と言われました。

やさしい・・・・

 

でも心配なので少しして自主的にホールに行ったら、ちょうど前の人が出てくるところでナイスタイミングでした。

ホールに入って、先日伴奏合わせしたピアニストから何歌う?と言われる。

 

え????

ここでビザ申請に続き、盛大に重要なことを勘違いしている私・・・・!!!!

ビザ申請の勘違いとは↓

 

kyonsoprano.hatenablog.com

 

そもそも3曲用意した中で、試験官が1曲選び、生徒が1曲選ぶ計2曲演奏すると思ってました。

が、途中で先生から受験コースを変えたら?と言われた時に、どうも3曲全部歌うことになってたぽい・・・・

知らなかった&説明されなかった&自分でも調べなかった(学校のHP超見づらいのです)ため、勘違いしたまま試験突入・・・

 

とりあえず一曲目は自分で選ぶのかな??とまだ勘違いしている私は、

一番自信あった曲を選択。

歌い終わって残りどちらか指定されるのかな???と思いきや、次どうする?的なピアニスト。

え?????これは全部歌うのか????

混乱したまま、ちょっと難しい曲がスタートして最初アワアワ。

そして結局3曲ともやりました。。。

あぁ~~ちゃんと確認しておけばよかった~~~~!!

全部やるってわかってたら、違う曲順でやりたかった・・・・!!

反省すること山のごとし。

 

はばー!と思っているところでインタビューそのまま開始。

いつからフランスにいるの?とか、出身大学は??とか大学卒業してから何してた??とか、ディプロム取りたいのか??何年くらいいるつもりなの??などなど。

出身大学名がわかりづらかったぽく、すごい聞き返されたのですが、言ったところでわかるのか・・・?笑

できるだけ自分でフランス語で答えていましたが、ラッキーなことに、日本人の方が審査員にいたのでフォローしていただくことができました。。。

 

そんなこんなで試験は終了。

ぽいっと外に放り出されましたが、いつどうやって結果わかるんか・・・?

謎。

学校の人に聞くと、終わったら口頭で言われるから待ってても出かけてもいいよ、とのこと。

何時になるかわからんけど予想は一時間半後くらい???みたいなかんじで

よくわからなかったので、その場で待機することにしました。

 

一時間くらいたって、ホールの前をうろうろしたり、疲れて声出し室に戻ったりしながら待つこと結局二時間くらい??

学校の人が呼びに来てくれました。

 

学校入口のところで先生たちや他の受験生数人が集まっている!

(この時全員でなかったけど、他の人はどうしたんや???)

なんかひとりひとりにコメント付きであなたは~コースです、とディレクターが発表。

他の人の結果がわかったりわかんなかったり。

そして私はディプロムのとれるコースには届かなかったものの、入学できることになりました!

2~3年いたい、という話をしたので時間的に余裕あるな?というのも考慮に入れてもらったかな・・・?

あとは先生と受験前からできるたけコンタクトを取ってきて、関係を構築してきたのでごり押ししてくれたかな・・・などと推察しています。。

フランスはコネ社会とよく言いますが、日本的な親族優遇、えこひいきみたいなものというより、人情とか信頼関係を重視する感じかなぁと少しずつ感じています。

信頼とか信用を重視するというか。

 

私の入った学校はたくさんある地方音楽院の一つですが、周りの人からあそこは歌結構難しいみたいよ、とか結構落ちるらしいと言われていて、

落ちてもなんとかするぞ!!とは思いながらも内心結構ひやひやではありました。

今回どうにか滑り込めたのですが、やはりこれから留学する人にはできるだけ先生を決めて学校を選ぶこと、(特に公立とか募集人数が少ない学校に入りたい場合)

できるだけ事前に先生とコンタクトを取って関係を作っておくことをお勧めしたいと思います!!