フランス留学のためにミニマリストになりたい女

アラサーでフランス音楽留学中の女が奮闘する記録。

Les Siècles 11/6 Théâtre des Champs-Elysées

パリに来てからたくさんコンサートなど劇場に足を運んでいるのですが、全然ブログに書いていませんでした!

もったいないので遡って残しておこうと思います・・・

(そもそも日本で行った舞台もあんまり書いてなかったですが・・・・)

昔からチケットの半券をノートに貼って、感想を一緒に書いたりしてきたのですが、

最近は電子チケットになったのでそのノートもあまり開かなくなってきてますね。。

なのでどこかに残しておかないともったいない・・・

 

ということで先日はシャンゼリゼ劇場でレ・シエクルとパトリシア・プティボンシェーンベルク、ベルク、マーラーを演奏するコンサートに行ってきました!

www.theatrechampselysees.fr

レ・シエクルは日本で聴いたことがあって、オーケストラってこんな音がするの!?とものすごい感動した体験があるので、パリに来たら絶対に聴いてみたいと思っていました。

プティボンももともと好きだったので、いつか生で聴いてみたいと思っていました。

 

ただ、どちらも完全にフレンチな人たちなので、今回のドイツものという内容で聴きたいかというと・・・だったのでスルーしていました。

ですが、どうもチケットの売れ行きが悪かったらしく、26歳以下はどの席でも10ユーロだよ!!!!というお知らせメールが・・・笑

残念ながら年齢的にその恩恵は受けられないのですが、

そんなに売れてないなら行ってみようかな・・・暇だし・・・と思って一番安い席を買って行ってみました。

 

フランスとかヨーロッパ全体あるあるみたいですが、安い席を買って来た人に席が空いていれば劇場の人が見やすい席を勧めてくれるのです。

なので席が空席だったら結構勝手に移動しても大丈夫なのが、日本と違って面白いところです。

 

案の定劇場に着いたらセンター付近の席を案内してもらえました。

思っていたより席は埋まってましたが、やはりかなりの余裕はありました・・・

 

そして結論、納得というか。。。笑

良くも悪くも己のスタイル!フレンチ流アルモン(ドイツ)だよ!という感じで、特にマーラーの1番は知っている曲なので、思ってるのと全然違うけど何が違うんだろう・・・?とずっと考えながら聴いていました。

 

端的にいえば、重み、溜めがほとんどない、というのが決定的な違いかなと思いました。

フランスのバロックなんかを演奏するときに、カデンツ(終止)で遅くしないで!とよく言われました。

フレンチは波、常に動いている、推進力があることが大事なので、停滞したり溜めたりするとスタイルに合わないといわれます。

それに反して、ドイツものが重厚といわれるのは重さによる推進力、溜めることによる爆発力が持ち味の音楽なのかなぁ・・・と感じました。

マーラーのあっさりしていること!笑

 

プティボンはベルクの歌曲集を歌っていましたが、見たことないくらい毎回の曲間で水を飲むので調子が悪いのかな‥‥?という感じでした。

立ち位置もオケの内側に立っていて、音が飲み込まれ気味だし、言葉も全然飛んでこないのでうーーーん???という感じでしたね。。

 

今回のプログラムで一番好きだったのはシェーンベルクのVerklärte Nachtという、弦楽オーケストラの曲でしょうか・・・

ただこれも音程微妙?な瞬間もあったりしましたが、ここが聴かせどころ、というところはとても美しかったのでそれが印象に残りました。

 

最終的には、最初の印象と変わらずこのメンツだったらフランスもの聴きたいよね、というかんじでした笑

とはいえたまには違うことやりたくなるんでしょうね~わかります。

この日はマエストロのフランソワ・グザビエ・ロトがお誕生日だったそうで!!

アンコールにオケがハッピーバースデーを演奏して、会場中が合唱しました笑

お誕生日だから好き勝手やりたかったんでしょうか!?笑