フランス留学のためにミニマリストになりたい女

アラサーでフランス音楽留学中の女が奮闘する記録。

フランス留学を目論む女の語学所感①

語学は音楽と共に永遠の課題というか友というか・・・。
付き合いが長く、恐らくこれからも続き、本当に果てしない沼です。
音大時代に、謎に卒業単位の倍近くを取得して卒業した私は、とりあえず取れる語学系の授業は全部取っていました。
しっかり付き合っているやつから、一年限りの付き合いまで、各言語との思い出?をつづってみました。

○英語

義務教育なので、ほとんどの人が最初に接する外国語かなと思います。
私も中学高校と学校以外に英語塾に通って、テスト対策と大学受験のために勉強していました。
その過程で英検2級をなんとなく流れで取りました。
英検はリスニングやスピーキングのテストもあるので、そのために練習してまあなんとなく英語で必要最低限くらい会話できるかな・・・というかんじになりました。

 

音大に入ってからは、英語とはかなり疎遠になります。
クラシック音楽、とりわけ日本の声楽分野で英語詩の歌というのはあまりメジャージャンルではないため、やりたい!という熱意のある人以外は後回しにしがちなのです。
(楽器の人は、海外でセミナーやレッスンを受けるために、と英語勉強する人多いと思いますが)

 

私は音大生ながら一応一度普通の就活しておこう、と思ったのでそのために大学三年生あたりは就活準備としてTOEICを受けました。
その時は一応結構勉強したので、800点弱くらいの点数だったと思います。
その後もう一押し勉強しよう、と思って英検準一級を受けたのですが、勉強に真剣みが足りなかったようで落ちてしまいました・・・。

 

その後英語はあまり真剣に勉強していないので、いい加減なまま今日に至っています・・・。
しかしここにきて、自分の古楽熱があがったことにより、シェークスピアの時代のリュートソングを歌いたくなったため、英語で歌うことと今向き合っています。
歌うとなると、英語はめちゃくちゃ難しい言葉です。
なんと母音の数が30近くあると・・・!
母音ですよ!?日本語でアイウエオの5個しかないものが、30個・・・!
もうこの時点でバカなのかな?というかんじで、まだまだ道半ばです・・・笑

○イタリア語

声楽を始めると、だいたいの場合イタリア語から始まります。
やはりイタリアは歌の国で、イタリア語自体が歌うような言葉、歌に適した言葉なのです。
日本人からすると、アルファベットのローマ字読みに慣れているので、イタリア語を読むこと自体はかなりすぐできると思います。
私も声楽を始めた中学生の頃からイタリア語を読んで歌っていました。

 

ただ、「読める」と「理解する」は全然次元が違うので、「読める」の先へいくにはかなり壁があります。
まず日本語と母音の音が違うので、「なんとなく読める」のと「イタリア語らしく語れる」に意外と距離があります。

 

また、文法が日本語はもちろん、英語とも全く違うので学び始めは本当に辛いのです・・・。
英語は動詞が時制、単数複数の違いで活用しますが、イタリア語を始めとするラテン語系は主語、時制、直接法か間接法か、などドエライ勢いで活用するので覚える量がえげつない。
冠詞も定冠詞、不定冠詞の他に名詞によって男性形、女性形と分かれているのでそれぞれ名詞とセットで覚えないといけません。
読むのは簡単なわりに、そこより先が険しい、それがイタリア語・・・。


○フランス語

今私が一番勉強しているフランス語。
確固たる意思があって始めたわけではないのですが、もともと母校がフランス系カトリック校だったり、両親が英語以外の武器があった方がいい!となぜか進めてきた流れで、まず語学としてフランス語をなんとなく大学時代から勉強し始めました。

 

フランス語はイタリア語と兄弟のような関係で、同じラテン語系なので文法はほとんど一緒で、単語もまあまあ似ています。
なのでもれなく厳しい暗記地獄が・・・。

 

フランス語がやっかいなのが発音の難しさ。
イタリア語よりも母音の種類が多いので、なかなか通じるように発音するのが難しいです。
また、スペルに発音しない文字が多い。
発音しないくせに、リエゾン(次の言葉が母音で始まる場合、前の言葉と繋げて発音する)する時は出現したりする。
とにかくスペルと実際の発音が遠く、リスニングも難しいです。
でもだからこそ?言葉としてなんともいえない美しさがある・・・と思います。
そのせいで?フランス語の詩を歌う魅力に魅せられて、今日までフランス音楽をメインに追いかけている気がします。

 

 

まだまだかじりかけの言語がありますので、②に続く・・・。