フランス留学のためにミニマリストになりたい女

アラサーでフランス音楽留学中の女が奮闘する記録。

フランス留学を目論む女の語学所感②

歌とは切っても切れない関係の語学。

特に西洋音楽を歌っているため、様々な西洋言語をかじってきた私の、しっかり付き合っているやつから、一年限りの付き合いまで、各言語との思い出?の続編です。

前編は↓ 英語、イタリア語、フランス語について。

 

kyonsoprano.hatenablog.com

 

 

○ドイツ語

日本では西洋音楽がドイツからもたらされたこともあり、イタリア歌曲の次はドイツ歌曲!というのがメインストリームです。
ですがドイツ語で歌うのはかなり難しい。
母音の種類もやや多いのと、一つの母音に何個も子音が付いていたりするので、読むのも発音するのもまずかなり難しいです。

 

そして文法も難しい・・・私はかなり苦手意識があります。
ドイツ語はゲルマン系なので、ラテン語系とは全く違います。
動詞の活用地獄、冠詞地獄は相変わらずなのですが、ドイツ語文法の基本ルールに動詞が二番目にあれば、あとの語順はなんでもいい、というのがあります。
動詞以外の品詞は、それぞれわかるように?活用してるから順番ぐちゃぐちゃでも意味わかるよ、ということらしいのです。
わかるか????
というか、逆に覚えてないと全然わからないということじゃないか・・・!
英語でもSVO構文とかやると思うのですが、わからない単語もそういう語順から意味を推測したりすると思うのですが、ドイツ語にはそれが通用しない・・・。

 

正直これから先私がドイツ語のこの壁を越えられる気がしないのですが、ドイツは言葉の国、ドイツ語は詩の言葉だと思ってますので、ドイツ歌曲は本当に美しいと思います。
ドイツ歌曲も歌えるようになりたいのですが・・・そんな日はくるんでしょうか・・・。

スペイン語

スペイン歌曲というジャンルもありまして、結構素敵な曲がたくさんあります。
スペイン語ラテン語系なので、イタリア語、フランス語と兄弟ですから結構いけちゃうのでは?と思い音大時代履修してみました。

 

文法はほとんど一緒なのですが、意外と読み方が難しい・・・・。
HとかJとかが他の言葉と発音が違うんですよね・・・。
思ったよりいけず、スペイン歌曲に手が届くことはありませんでした笑
いつかいける日・・・くるかな・・・。

○ロシア語

これは多分いけないだろう、と思いつつ、もはや大学の語学を制覇したい気持ちだけで履修したロシア語です笑
これは一年通いましたが、週一回たらたらとやったくらいでは全然身につかなかったです・・・キリル文字が読めずに終わってしまいました・・・(ちゃんと勉強しにいかなかったのが敗因ですが)

 

ロシア系作曲家は有名な作曲家がたくさんいますが、なかなかロシア語で歌える歌手が少ないため、声楽分野で演奏される機会は少なめです。
文字も読めずに終わってしまったのでほとんど語ることもできませんが、きっとこの先どうしてもロシア語を歌うことになったら、私はカタカナをふることになるでしょう・・・(←声楽家としてはかなりの恥ずべき行為)

ラテン語

ラテン語はイタリア語、フランス語、スペイン語の親のような言葉です。
現在ではラテン語話者はおらず、文章の中だけに生きている言語です。
ですが、キリスト教のテキストはラテン語で書かれているものが伝統的に流通しているので、現在も宗教音楽はラテン語のテキストで演奏されています。
スペイン語、ロシア語よりはよほど多くの現場で歌われているわけです。

 

そういった宗教的テキストも意味がとれるようになったらいいな!と思い履修しましたが、単語はやはり馴染みの言語の面影があるものの、活用地獄、冠詞地獄と「語順なんでもいい」が悪魔合体したような言語で、本当に難しく全然一年では身に付きませんでした・・・・。

 

発音に関してはほぼイタリア語と一緒なので、(というか多くの場合イタリア語風に発音するので。フランス語風に発音することもあり、そうなると全然話は変わってくるのですが・・・)歌う分にはそんなに難しくないのですが。

 

宗教音楽は深めていきたい分野なので、ラテン語はもう少し食いついてもいいところなのですが、生きてるうちに到達できるかは・・・笑

 

様々な言語をかじってきた私ですが、これから先はまた新しい何かをするというより、かじりっぱなしのものをきちんと形にしたいと思います。