フランス留学のためにミニマリストになりたい女

アラサーでフランス音楽留学中の女が奮闘する記録。

音楽家の物件探し事情

楽家の物件探し事情はなかなか特殊かもしれません。
防音練習室のある実家で不自由なく練習できる人も多いのかもしれませんが、探せば意外と賃貸でも音が出せる部屋は存在します。
楽家だけでなく、楽器とか歌とか日頃から練習したいな~という人には音出し可能物件はおすすめですので、物件探しのポイントをあげておきます。

○音出し可と防音の違い

「楽器演奏可能」などといわれる物件には大きく二つあります。

・音出し可=普通の部屋、もしくは多少消音素材などが使われているけど、自分の音も周りの音も聞こえるからお互い様だよ、という意味。演奏時間に制約がある。

・防音=防音施工がされている部屋がある、または防音練習室(電話ボックスみたいな笑)がある。24時間演奏してもOK、という場合もある。

私が住んだことがあるのは、いずれも音出し可物件で、演奏可能時間内であればOK、というところでした。
多分音楽大学を出ている人は、周りから音がバンバン聞こえる状況に慣れていると思うので問題はないかと思いますが、そうでない人も周りの音があまり気にならないタイプの人であれば大丈夫だと思います。

また、物件によっては壁や天井に吸音材を使っていたり、窓を二重にするなど防音ではないけれど工夫がこらされていて、かえって普通の部屋よりも隣の音が聞こえない静かな生活ができたりします。ただこれは住んでみないとわからないかもしれませんが・・・・。

○演奏可能楽器が物件により異なる

一口に音出し可物件といっても、実はこの楽器はOK,この楽器はダメ、という条件があります。一番大変なのは金管打楽器でしょうね・・・。金管打楽器OKという物件は私はあまり見かけたことがありません。練習環境の確保が大変な方々かと思います・・・。

声楽もまあまあOKですが、NGの物件も結構あります。中には、「男性声楽不可」という物件があり、笑ってしまいました・・・。具体的にトラブルがあったんでしょうね・・・。

多くはピアノ、アコースティックギターOK、というかんじです。ピアノはよくて声楽はだめ、というはどんな理由だろう・・・というのが個人的な意見ですが笑
このあたりも不動産屋さんがあまり楽器可物件に慣れていないとスルーされることがあるので、早めに自分から聞いておいた方がいいです。

○分譲賃貸マンションは注意?

これは聞いた話ですが、例えば普通のマンションの一室を賃貸に出している部屋を借りた場合、万が一に音でトラブルになった場合も、貸主はそのマンションの一室を持っている人に過ぎないので、いまいちトラブルの解決には弱いそうです。

なので、分譲マンションを借りるよりも、マンションオーナーから借りるほうが何かあった時は安心のようです。音はトラブルに発展しやすく、入ってみないとわからないことが多いので、そのあたり慎重になった方があとあといいかもと思います。


音出し可能物件は正直家賃は高めになります。ですが、やはり自分の部屋で練習ができるのは本当に楽です。そしてある程度の音量を考えて施工されているので、壁などがしっかりしていて隣人の普通の生活音が気になるということはあまりないと思います。その点は普通の部屋よりも快適なのではないでしょうか。(ただ、某有名音出しマンションは、家賃&敷金礼金が超高額な上に、壁も薄い・・・!?といわれているので要注意・・・・。口コミなんかもできれば参考にしたいところです)

また、二人入居になると一気にハードルが上がりますが、音大生に女子が多いからか女性専用の音出し可物件はかなりあります。家賃もわりと手頃&音が出せる、壁が厚め&女性専用なら近所付き合い?も安心、とかなり女性の一人暮らしにはおすすめなので、ぜひ見てみてほしいです。