反り腰との戦い
歌を追及していくと、自分の体と向き合わざるをえなくなっていきます。
始めたころは音楽家!芸術家になるぞ!という文系というか芸術系100%みたいな気持ちでしたが、今やすっかり体育会系の気持ちです。
呼吸を深くする、体を使って歌う、ということを追求していくと、自分の体の重大な欠点にぶつかりました。
反り腰です。
○反り腰とは
その名の通り骨盤が後傾し、腰が反ったまま習慣になってしまっている状態です。
腹筋がゆるみ、背中腰と前ももで姿勢を支えてしまっているため、お腹はゆるみ前ももが張ってしまうため体つきも不格好になります。
私はヨガの先生に指摘されることで自分が反り腰だと気づきました。
壁に沿って立ったときに、壁に背中をぴっちりとどうしても付けられない人、手がすっぽり通るほど壁と腰の間に隙間ができてしまう人は残念ながら反り腰です。
私はがちがちの反り腰で、体幹が弱い自覚がありましたし、何をやっても前ももが太いのが長年の悩みだったので思い当たる節がありありでした。
かなり癖になっているので、腰を伸ばすとか真っすぐにすることがちょっとやそっとでは全然できません。
○反り腰は何かだめなのか
とにかく反り腰はお腹がすっぽ抜けているのがだめです。
長年の積み重ねで癖になっている場合、腸腰筋(上半身と下半身を繋ぐ股関節周りの筋肉)が硬く縮まっており、骨盤が常に後傾(でっちり状態)した状態になっているため、腹筋が全然使えません。
なので体幹はぐらぐらだし、呼吸も深くできません。。。
腸腰筋が硬くなっていると股関節も硬い、骨盤が後傾すると内また気味になり前ももでバランスを取ってしまうため、裏ももが使えなくなります。
裏ももが使えないと、お尻の筋肉も弱るので、お尻もゆるみます・・・。
とにかく反り腰はいいことがありません。
○反り腰はどうやって治す?
ヨガや様々なストレッチ動画など色々試していますが、今のところ自力では治りきらないな、と正直思っています・・・。
それくらい奴は強敵です。
ただ、色々学ぶなかで進むべき方向は見えています。
1.背中の筋肉、腸腰筋、股関節を緩める
(筋肉が固まっていると、関節も動きにくくなるので)
2.関節を緩める
(背中の関節が反った状態で固まっているので動かして緩める)
3.正しい姿勢を支える筋肉を付ける
という順番だそうです。
今まで体幹を鍛えるトレーニングをしてもなかなかつかなかったのは、反り腰のままいくらやっても、結局腹筋をきちんと使えないので全然筋肉がつかなかったのです・・・。
もしくは、反った状態を更に固めてしまっていたのかもしれません。
とにかく反り腰に気づいてからは目から鱗というかんじで、朝晩のストレッチと日々腰を丸める動きを意識するようになりました。
その結果、まだまだ腰は反っていますが最近裏ももの筋肉は使えるようになってきました。
ただ、やはり反り腰自体はプロに助けてもらわないと治らないな・・・と実感しているので、治すトレーニングを指導してくれるところを探そうと思っています。
反り腰との長い戦いはまだ続きそうです・・・