フランス留学のためにミニマリストになりたい女

アラサーでフランス音楽留学中の女が奮闘する記録。

Roméo et Juliette @ オペラバスティーユ

7月初めにグノーのロミオとジュリエットをオペラバスティーユで観劇しました。

本当に素晴らしかったです!!!

こちらの公演は複数キャストパターンがあり、本当はLea Desandreが好きなので見たかったのですが学校の試験前日程しか出演しないため断念・・・

来シーズンはオペラガルニエでメデーをやるようなので、万難を排して行きます!

私が見たのはElsa Dreisig、Benjamin Bernheim、Marina Viotti出演回でした!

 

モダンクラシックというんでしょうか?オペラガルニエの階段を再現した舞台セットなどクラシカルな雰囲気と、近未来?近代的な衣装やコンテンポラリーな振り付けなど異素材ミックス的な演出がとても美しく、面白かったです。

ダンサーが大量に舞台上にいるので、ちょっと足音が気になる時もありましたが・・・笑

 

歌手陣本当に素晴らしくて、特にメインのお二人は本当にテクニックの塊!!!

フランス語話者でオペラ的なテクニックも素晴らしい歌手で全幕この演目を見られることがどれほどラッキーなことか・・・!

本場にいる幸せだな~!と思います。

グノーの音楽は軽いイメージをもたれがち?かもしれませんが、かなりベルカント的でテクニックがないと歌いこなせない・・・といつも感じます。

メインの二人とも終止ブレることなく安定しており、フランス語のディクションももちろん美しかったです。

特にロミオのバンジャマンは軽やかでロミオの青年的な雰囲気を感じさせながら、アクート(高音)は輝かしくとんでもなかったです!!

来年はメトロポリタン歌劇場でロミオをやるようなので、もうこの役だけで引っ張りダコですね・・・!

ジュリエットのエルザも安定感あり、一幕のアリアでは観客席大盛り上がりの大歓声でした。

どうもこの曲自体がフランスでおなじみのアニメに出てくるらしく、フランス人にはおなじみの曲らしい、ということもあるみたいです。

 

なかなか日本では全幕上演されることもないオペラですが、

とても美しく感動しました。

こうして素晴らしいプロダクションを最高の歌手陣で聴くことができてよかったです!