フランス音楽院留学レッスン日記①
また新たにシリーズ?にしていこうかと思うのが、日々のレッスンで心に残ったこと。
既に個人レッスンが二回あったのですが、それぞれとても素晴らしく、
こんなレッスンを週に一回もしくは二回受けられるなんて、
それだけで年間1000ユーロお得すぎる・・・!と感動しています。
(私はパリ郊外の公立音楽院に留学しており、学費は外国人価格&該当地区に住んでないということで一番高い学費なのですが、それでもこの円安を鑑みても約14万・・・。
普通に一時間レッスンなので、日本の相場でいえば一回一万円は当たり前にするような
素晴らしいレッスンを14回受ければペイしてしまう・・・と思いました。)
音楽院のレッスンは、声楽の先生のみの日、コレペティの先生のみの日、二人がそろっている日があり、都度都度予定を組んでやっているようです。
まず入試後初めてのレッスンは、声楽の先生のみのレッスンでした。
この日は体を起こすエクササイズや、呼吸の練習などをメインに教えてもらいました。
この日の名言!は、
「声は喜びが大好きなのよ!」
という言葉。
要は緊張していたり、悲しんでいたりする時はどちらかといえば小さく、しぼんだ声になるのが自然かと思います。
大きな声、豊かな声は、嬉しい時、喜んでいる時の方が出やすいものでしょ?
なので、歌手はいつも喜びでいっぱいでなくては!ということだそうです。
言われてみればその通り・・・なのですが、レッスンの録音を聞くと全然ハッピーに聞こえない自分の声・・・笑
なんか暗い~~なんで~~!
そしてもう一つ。
「歌手であるには、いつでも自分に歌うことを許可すること!
他の選択肢はない。うるさくても、いくつだろうと、歌うことを自分に許してあげること」
自分なりに自分の歌を大事に守ってここまできたつもりですが、
やはりなかなか評価されなかったり、そんなことして何になるの?という声に少なからずめげる時もあります。
でも、それでも、自分は自分に歌うことを許可してあげること。
許してあげていいよ!と背中を押してもらったようで、
すごく心に残りました。
なかなか自信がなく、体がうまく使えていないし、自分の声がどんな声だかもよくわからないような私ですが、一からここでやり直してみたいと思っています。