フランス留学のためにミニマリストになりたい女

アラサーでフランス音楽留学中の女が奮闘する記録。

フランス音楽院声楽試験

フランス留学一年目の試験レポート?最後は声楽の試験です。

 

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そもそも今いる課程が2~3年で修了する課程だったので、一年目は試験がないよ、と言われていました。

今いる課程の修了とは別に、次の課程の進級は受けられるのでそれを希望したところ、

ならば修了と進級をいっぺんに年度末試験で決めなされ、という話になりそこからバタバタで曲を決めて試験へ・・・という流れでした。

 

フランスの音楽院は試験に必ず学外の審査員を呼んで先入観なく審査する習わしのようで、入試の時にも学外審査員がいましたし、今回の試験でも別の外部審査員がいました。

入試の時は正直やりづらい感じだったのですが、

今回の審査員はとても温かい雰囲気でだいぶ助かりました。

あと試験は普通に公開でした。

 

声楽の試験についてはもう歌うだけなのであまり変わり映えしませんが、一つ日本とフランスで大きく違うのが、フランスは現代曲がよく課題として出される!

日本で現代曲が課題曲になることはほとんどありませんが、フランスの公立音楽院ではディプロム取得課程の入試に現代曲が必須です。

そのため今回の試験でも現代曲を用意することに・・・。

やはり日本でもやってきた経験がないので、かなり苦労しました。

また、フランスだとコンクールでも現代曲が指定されていることもあります。

フランスでは現代曲のレパートリーも持たなくてはなりません。

 

今回の試験では、現代曲、フランス語の曲を含めた全4曲が課題でした。

室内楽試験での講評を受けて、あくまでも演奏会としてのクオリティーを意識して臨みました!

 

自分の手ごたえとしては、とにかくやろうとしていたことはできたかな?という感じでしたので、mention bien付で合格と進級を認められました。

終わった後に審査員が一人ずつ講評をしてくださり、共通してフランス語のディクションを頑張るように言われました。

まだまだだなぁ~。

その他にも曲ごとの特徴や言語ごとのディクション、発声についてのアドバイスなど客観的な講評をいただき、今後の課題がはっきりとしました。

 

とにかく今季の試験は全て合格をもらえたということで、ひとまずほっとしました。

正直公立の音楽院だし、そこまで試験に対しておびえてはいなかったのですが、始まってみると思ったより大変だったので、無事に終わってかなり解放感がありました。

試験の終了をもって、夏休みへ突入します~!