フランス留学のためにミニマリストになりたい女

アラサーでフランス音楽留学中の女が奮闘する記録。

フランス音楽院Culture musicale試験

6月はフランスの年度末なので、試験シーズンです。

初めてのフランス音楽院での試験だったので色々振り返ってみます。

 

最初にCulture musicaleという授業の試験がありました。

この授業は音楽史プラス、曲を聞いてジャンルや曲想、特徴などを記述する方法を勉強していく授業です。

イメージとしてはコンサートなどの曲紹介をできるようになるため、という感じです。

この授業は公立音楽院の最高ディプロムを取るためには必修の授業なのですが、なにせ留学生にとってはフランス語でまとまった文章を書くだけでも大変なので、地味にハードルの高い授業でした・・・

一年の間にバロック~ロマン派くらいまでの時代をたどりながら、フランス語で導入、第一段落、第二段落、結論くらい展開のある文章を書く練習をしていきます。

 

試験はブラインドテストといって、事前に決まった曲目リストからいくつか曲を聞いて作曲家名、作品名を答えるものから始まりました。

声楽科にとっては、古典派の交響曲などがあまり馴染みがないので曲と曲名を覚えるのに一苦労、フランス語で書くのが地味に一苦労・・・。

モーツァルト後宮からの逃走の序曲がリストに入っていたのですが、フランス語で書くと見慣れない・・・・とか・・・ちなみにL'enlèvement au sérailです)

 

次に授業内で出てきた単語や内容が羅列されている中から、任意で三つを選び記述する問題。

こちらは授業にしっかり出ていたので、ヤマがバッチリ当たったためしっかり書けました。

 

そして、45分ほどかけて曲を聞いてまとまった記述を書く問題が二つ。

お題はベートーベンの交響曲と、リストのピアノ曲でした。

なかなか長丁場の試験でしたが、かなり量は書けたのでここまで書けば合格はもらえるだろう・・・という自信はありました笑

 

一週間空いて二週間後、答案返却があり、おかげ様で合格、Félicitation付のtrés bienをいただきました!

やったー!ペーパー試験のヤマ当てるの得意なんですよね・・・笑

留学生だとなかなか一年で合格するのが難しいらしく、2年取るつもりでと最初に言われていたのですが、1年で終わってよかったです・・・!